パリが花の都だというのは本当で

今日は非常に良く稼げて

ベルサイユに行く前からバラ色です




今までで一番の豊作です


日々試行錯誤している甲斐がありました




パリの観光客が素晴らしいのは

コインの枚数よりもむしろ



1枚あたりのコインが大きいです


左から

2ユーロ、1ユーロ、50セント、20セント、10セント、5セント、2セントです。


今までだと

50セントだとまずまずで

ユーロ玉が入ったらラッキー、という感じだったのですが

1ユーロのみならず2ユーロコインも結構いただきました


これまで1セントとか5セントの銅貨ばっかりもらってて

「うーん。どうかなぁ」

などと誰も聞いてないアラフォージョークを独りごちてたのが

こと今日に限っては

その必要もなくなりました



本日の売り上げは22ユーロ(3000円)でした

まだまだバイトレベルではありますが

着実に進歩していると実感しています



バイトレベルと言っても

実際の労働時間は2時間や3時間のものなので(移動時間と探索時間が長い)

時給にすると1000円や1500円となり

演技時間となると、ホントに僅かなもので

5分の演技で500円いただいたりしてるので

純粋にマジック時給だけを試算すると

時給6000円と、かなりの高額です



どなたか時給3000円で純粋に人集めだけしていただけないだろうかと

無い物ねだりをしてしまいますね






今日の稼ぎ場は

ルーブル美術館とエッフェル塔でした


普通に美術鑑賞したい気持ちもありますが



ご覧のとおり長蛇の列が。。。



並んでる時間も惜しいですし

せっかくたくさんの人がいるのだから、ということで

早速パフォーマンスを




とはいえ

実は並んでいる人を除くと

そんなに人口が密集したポジションはなく

ここだ!というポイントはありません




他のパフォーマーもいないので

ここは稼げるスポットではないと判断されている場所なのかもしれませんが

しかしそこは

僕のパフォーマンススタイルが他のパフォーマーとは違うという利を活かして

声をかけて回るしかありません



ノーサンキュー率は高かったものの

見てくれた人の反応は良くて

チップも弾みました





そして

セーヌ川を超えて




結構距離ありましたが

エッフェル塔に移動





近づきすぎて上手く写真が撮れないの巻







このあたりが良いポジションかな




エッフェル塔に登りたい気持ちもありますが

こちらもこちらで大行列




早々に登るのを諦めて

パフォーマンス活動




エッフェル塔にも誰もパフォーマーはいませんが

もはやそんなことは気になりません


普通は観客がパフォーマーを選ぶところでしょうが

僕の場合は

パフォーマーの方が観客を選べるのが面白いところです



喜んでくれそうだとか

チップが弾みそうだとか(娘2人を連れたお父さんとかはケチケチしないだろう、娘の前では。などとあざといことを考えたりもします)

演目が上手くいきそうだとか

少しは目が利くようになり

そんな感じの人を狙って声をかけています
(だからと言って見てくれる保証があるわけではない)



エッフェル塔の観光客は

ルーブル美術館よりも社交的な人が多いという手応えでした

人集めの成功率が高かったです(狙いが当たっているからかもしれない)





ところでエッフェル塔には

他のパフォーマーはいないものの

別のライバルがいます



ハンディキャップがある人を支援する署名を求めてる団体が

活動を頑張ってるんです



支援する行為自体は良いことだとも思いますが

こういうのは信頼できる団体でないと

意味もわからず署名するなんて僕はできません




他の観光客にもあまり喜ばれていない様子です



ずっとエッフェル塔にいたので

何回も同じ団体の別の人に声をかけられました


署名はできない、と断るけど

なかなか諦めずに

「どちらから来られたんですか?」

と聞いてきます


「日本からです」と答えると

「こんにちは」と日本語で挨拶してきます


プイと無視する手もありますが

僕の仕事場も同じ場所なので

そうそう邪険にもできませんし

今となっては

そういう活動が大変であることも知っています


しかし

「ただ署名するだけでいいんです!」

と粘られても

自分の署名に責任を持てないのだから

名前を書くことはできません


「ただ署名するだけ!」と連呼するので

「日本では自分の名前はお金よりも大切なものです。ただ署名だけ、と言ったとしても、日本人は署名したりしませんよ」

とお断りしたところ

向こうの方がプイと去って行ってしまいました



わかったのかなぁ

わかってないんだろうなぁ



そんな僕は

簡単に、次々に名前を書いてもらっています



ただ署名だけ、と言ってしまうと

唐突で怪しすぎますが

会話の流れで署名に必然性が出れば

誰も拒んだりしません




名前も書いてくれますし

聞けばどこの国から来たのかも

何も拒むことなく教えてくれます



エストニアから来た人に

「把瑠都を知ってるか?エストニアの英雄だ」

なんてことを言われたりもしました



日本の相撲事情にやたら詳しくて

こっちがびっくりしてしまいます





ところで

トランプを1枚選んでサインしてもらうと

なぜかクラブの6と10が人気です




青裏のバイシクルは2セットしか持ってきていないので

2枚使うとカードが揃わなくなってしまいました



被りそうだと思えば

サインなしで演目をしたりしますが
(Aを選ばれたらサイン無しで演目をします)

とはいえ

全部のカードを覚えているわけでもないので

こんな風に被ってしまいます。。。






仕事がうまくいって油断していると

自転車タクシーにぼったくられてしまいました。。。



タクシーの運転手なら道に詳しいだろうと思い

近くの駅に行く道を聞こうとすると

「じゃあ乗りなよ」と言うので

「そんな距離でもないでしょ。自分で歩きます」ということを言ったら
(そんな距離でもないのかどうかは、実は知らない)

「すぐそこだから乗せてくよ」と言うわけです
(通りがかりのついで、みたいな素振り)

「いくらですか?2ユーロや3ユーロなら乗るけど」

と聞くけど

「いいのいいの、気にしないで」みたいな素振りをするので
(だんだん会話がわからなくなってきていたけど、ぼったくられるとは思わなかった)

「タダなんですか?タダなら乗ります。本当にフリーなんですね?」と何度も聞いて

「オッケーだよ。さあ乗って」

と言われて乗ったが最後


よくわからない方向に連れて行かれて
(近くの駅、としか言ってないので明確な目的地はない)

明らかに地下鉄の駅あったのに通り過ぎて

どこともわからない駅で降ろされ
(地下鉄乗り場で別の乗客に聞いてやっとわかったけど)

25ユーロも取られました

「タダだって言ったじゃん!」と言っても後の祭り


今日稼いだ22ユーロが全部飛んで

さらにマイナス3ユーロです。。。



ギャンブルより信用できません、自転車タクシー。。。