予報を裏切って、雨天となった。
太宰府でなければ、パフォーマンスを終了せねばならぬところだが、涼はここでは明太子店『福太郎』に助けられている。土砂降りでなければ、福太郎の店の屋根のおかげで、なんとかパフォーマンスが続けられる。涼が福太郎から受ける様々な恩恵のうち、最大のものが、この『雨でもできる場所』である。もう感謝しかない。
雨が降ると、さすがに観客は減るのだが、しかしそれでも正月3が日。普通の日と比べると、相当な忙しさである。
天候には恵まれなかったが、場所には恵まれた。
「明日は、天候にも恵まれたい」
悪からぬ手応えで今日を終えた涼は、また明日の幸運を願う。
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