福岡の天気が移ろいやすい、という話はあまり聞かないのだが、今日は1日の中にいろんな天気が盛り込まれた日であった。
 青天の霹靂、というのは、晴れた日の雷を意味するたとえの言葉であるが、それにたとえるまでもなく、晴れと雷と霰が時間を置かずに涼の自宅に降りかかった。もっとも、雨と曇りもやって来たので、ずいぶんと賑やかな天気になっていた。
 ここまで目まぐるしく変わるとは予想していなかったが、雨だという予報はあったので、涼は今日はパフォーマンスに出かけなかったのだが、それが正解だったと後に思うことになった。代わりに執筆がよく進んだのだ。2日分は進んだだろう。冴えた日だった。
 とはいえ、ここまでずいぶん遅れていて、これで取り返せたことにもならないのだが、今日という1日は、家から1歩も出ることなく、それどころか、デスクからほとんど動くこともなく、よく仕事のできる日となった。
 


  廣木涼を応援するボタン