最近、涼は、1日に100人ほどの観客に演じているので、それと同数だけ名刺を配ることになる。涼は名刺にお金をかけていて、100枚当たり3000円や4000円と、こだわりを見せているので、つまりそれがそのまま1日の出費となる。営業を依頼されるための先行投資でもあるのだが、最近では、名刺屋に対する慈善活動のような気分もしている。
さて、そういうわけで、消費が激しい名刺を、涼は追加注文することにした。前回と同じ名刺屋に、前回と同じファイルを送って、名刺を作ってもらった。そして届いたのがこれだった。
「同じじゃないじゃないか!」
左と同じファイルを送ったのに、出来上がったものは右だった。
涼は、どういうことかと名刺屋にメールで質問した。すると、電話で回答が来たのが、
「前回と今回は違うデザイナーが手掛けておりまして。前回と同じものが欲しい場合は、同じファイルを送るのではなくて、『前回と同じものを再注文』と言ってください」
ということだった。
縁取りするのにデザイナーが味付けするんじゃない!と涼は怒鳴りたい気持ちである。だいたい、縁取りまで涼がデザインをしているのだから、そのままプリントアウトするだけでよいはずであり、デザイナーの出番などないはずである。微妙に広げたり縮めたりするのは、むしろやめてほしいところであり、感謝をしようはずもない。
「金を返せ!」
と言いたい気持ちをぐっと堪えて、涼は、
「前回と同じものを」
とさらに新しく追加注文した。その際、裏面だけを変更し、
「表面が前回と同じで、裏面は添付した画像にしてください」
と注文したのだが、請求書を見ると、なんとデザイン料が1000円乗せられていた。
高級名刺を何千枚も注文している涼は、それなりに良客だと自分では思っているのだが、名刺屋のほうは、どうやらそうは思っていないのだろう。1000円を乗せるということは、1枚につき10円アップということであり、つまり50円の名刺ということになる。
これについてさらに、議論を進めているが、
「jpegで送っても、こちらで打ち直しが必要になりますのでデザイン料をいただきます。photo shopのデータを送っていただければ無料です」
というような話になっているのだが、しかし、涼はjpegファイルをphoto shopで作っているわけではなく、Kingsoft Presentationで作っているのだから、送りようがない。
「Kingsoft Presentationで送っていただいても、デザイン料は必要になります」
と回答され、
「なんだ、そのお役所仕事!」
と心で叫ぶ。
いつも同じ名刺屋に頼んでいるのに、毎回、何かと意にそぐわないものを作られ、うまくいけばとても満足のいく形に仕上がるのだが、その再現性が低いという、難しい仕事ぶりなのである。
廣木涼を応援するボタン
さて、そういうわけで、消費が激しい名刺を、涼は追加注文することにした。前回と同じ名刺屋に、前回と同じファイルを送って、名刺を作ってもらった。そして届いたのがこれだった。

「同じじゃないじゃないか!」
左と同じファイルを送ったのに、出来上がったものは右だった。
涼は、どういうことかと名刺屋にメールで質問した。すると、電話で回答が来たのが、
「前回と今回は違うデザイナーが手掛けておりまして。前回と同じものが欲しい場合は、同じファイルを送るのではなくて、『前回と同じものを再注文』と言ってください」
ということだった。
縁取りするのにデザイナーが味付けするんじゃない!と涼は怒鳴りたい気持ちである。だいたい、縁取りまで涼がデザインをしているのだから、そのままプリントアウトするだけでよいはずであり、デザイナーの出番などないはずである。微妙に広げたり縮めたりするのは、むしろやめてほしいところであり、感謝をしようはずもない。
「金を返せ!」
と言いたい気持ちをぐっと堪えて、涼は、
「前回と同じものを」
とさらに新しく追加注文した。その際、裏面だけを変更し、
「表面が前回と同じで、裏面は添付した画像にしてください」
と注文したのだが、請求書を見ると、なんとデザイン料が1000円乗せられていた。
高級名刺を何千枚も注文している涼は、それなりに良客だと自分では思っているのだが、名刺屋のほうは、どうやらそうは思っていないのだろう。1000円を乗せるということは、1枚につき10円アップということであり、つまり50円の名刺ということになる。
これについてさらに、議論を進めているが、
「jpegで送っても、こちらで打ち直しが必要になりますのでデザイン料をいただきます。photo shopのデータを送っていただければ無料です」
というような話になっているのだが、しかし、涼はjpegファイルをphoto shopで作っているわけではなく、Kingsoft Presentationで作っているのだから、送りようがない。
「Kingsoft Presentationで送っていただいても、デザイン料は必要になります」
と回答され、
「なんだ、そのお役所仕事!」
と心で叫ぶ。
いつも同じ名刺屋に頼んでいるのに、毎回、何かと意にそぐわないものを作られ、うまくいけばとても満足のいく形に仕上がるのだが、その再現性が低いという、難しい仕事ぶりなのである。



コメント
コメント一覧 (2)
PDFで入稿できますし、角丸加工もできます。
最終的にデータチェックもできますし安いのでオススメですよー!( `°ω°´)
ラスクルは安そうですね!
僕もホントに乗り換えようかと考えてしまいますね。