梅雨時の引っ越しというのは、なかなか苦労の多いものである。
 大荷物を持って不動産屋に行っては鍵を貰い、部屋に着いては荷物の受け取りがあったり、その間を縫って買い物に行ったり、はたまたネット回線の設定をしたり、ということをやるのだが、その都度雨に悩まされたりもする。佐川急便やヤマトの荷物受け取りをするたびに、その荷物が濡れた状態でやってくると、仕方ないと思いつつも、気分の良いものではない。リスク分散のつもりで、書籍は、手荷物と輸送に分けてはいたが、どちらもシナシナになっているのだから、あまりリスク分散の意味がなかったとも言えるだろう。

 しかし、何はともあれ、引っ越しは終了である。
 これから東京での生活が始まる。